差動トランス式 自動ローラー型傾斜 ARK-120B
自動ローラ型傾斜計ARK-12Bは土木、建築等の掘削又は盛り土工事における
山留壁又は地中の水平変形量をコンピュータの指令により自動的に測定する
装置です。本装置は415W×310D×1450H(mm)と非常に小型で現場への設置を
容易にしており山留め壁の変形計測には最適です。計測管も□46mmと従来の
ものより大幅にダウンサイズされ*1、ボーリング径も小径ですむため、計測管
の設置コストも大幅に削減可能です。本装置は小型ながら計測管における120m
程度の深度の水平変形量を測定することが可能で、高安定な傾斜計と当社独自
の深度制御方式により高精度な測定を実現しています*2。計測の方法は、山留め
壁又は地中に設置された計測管の中にローラ型傾斜計を挿入して1m間隔で傾斜を
測定し、測定データをコンピュータに転送して演算により水平変形量を求めます.
また本装置は通信インターフェース(RS485)を備えており、他の計測装置
JASS-412Bパソコン等とLAN接続が可能でさらに電話回線又は携帯電話に接続
すれば遠隔地に設置されたコンピュータからの計測や操作も可能です。
このように自動ローラ型傾斜計ARK-120Bは高精度な自動計測を実現しました。
*1 当社比,従来は□75mmサイズ
*2 測定深度50mで,水平変位量の繰り返し測定精度±0.3mm